「廉…く…ん、苦しい…」
そう言えば、顔を見るなりキスの雨で、それからずっと唇を塞がれているのよね。
時々会話を交わすときもギュッと抱きしめられているから、流石に酸素が足りなくなってきたみたい。
眩暈がしそうと思ったとき、ようやく廉君は腕を緩めてくれた。
新鮮な空気が勢い良く肺に送り込まれてくる。
ホッとすると同時に、再会してからやっと普通に呼吸が出来た事に気がついた。
あたし…夏の間に肺活量も鍛えられるかも知れない。
「あ、ごめん。
…これが今朝の夢の続きだったらどうしようと思ったらつい力が入ってしまって」
「ホント?あたしも凄く会いたくて、毎晩廉君の夢を見たわ」
「本当に?香織も同じ気持ちでいてくれた?
…僕なんてもう、香織欠乏症で禁断症状が出ているんだから」
「何その香織欠乏症って…それに禁断症状なんて大げさね」
「大げさじゃないよ。どれだけキスしてもまだ足りない。
君の唇は甘くてもっともっと欲しくなる。
…できることなら食べてしまいたいくらいだ」
本当に食べてもいい?
彼の視線はまるでそう言っているように熱くて、視線が動くたび見つめられる部分が火をつけられたようにカッと熱くなった。
そう言えば、顔を見るなりキスの雨で、それからずっと唇を塞がれているのよね。
時々会話を交わすときもギュッと抱きしめられているから、流石に酸素が足りなくなってきたみたい。
眩暈がしそうと思ったとき、ようやく廉君は腕を緩めてくれた。
新鮮な空気が勢い良く肺に送り込まれてくる。
ホッとすると同時に、再会してからやっと普通に呼吸が出来た事に気がついた。
あたし…夏の間に肺活量も鍛えられるかも知れない。
「あ、ごめん。
…これが今朝の夢の続きだったらどうしようと思ったらつい力が入ってしまって」
「ホント?あたしも凄く会いたくて、毎晩廉君の夢を見たわ」
「本当に?香織も同じ気持ちでいてくれた?
…僕なんてもう、香織欠乏症で禁断症状が出ているんだから」
「何その香織欠乏症って…それに禁断症状なんて大げさね」
「大げさじゃないよ。どれだけキスしてもまだ足りない。
君の唇は甘くてもっともっと欲しくなる。
…できることなら食べてしまいたいくらいだ」
本当に食べてもいい?
彼の視線はまるでそう言っているように熱くて、視線が動くたび見つめられる部分が火をつけられたようにカッと熱くなった。



