今日の廉君は何だか大胆だ。
何処ででも掠めるようにキスをするのは彼の悪戯みたいなものだからもう慣れてしまったけれど、お母さんの前であんなに堂々と…なんて。
しかも今までに無いほどに深いキスで、あたしは頭が真っ白になってしまった。
それでも理性のほうが僅かに勝っていたのは、廉君のお母さんの前だったからだと思う。
恥ずかしさにジタバタしたら何とか解放してもらえたけれど…
ドキドキと、いつまでも鳴り続ける心臓の音が、蝉の鳴き声よりも五月蝿く聞こえた。
お母さんは呆れたように笑って、あたしたちに気を使って席を外してしまわれて、それが余計に恥ずかしかった。
もう消えてしまいたいくらいの気持ちだったのに、廉君はまったく気にしていないみたいだ。
何処ででも掠めるようにキスをするのは彼の悪戯みたいなものだからもう慣れてしまったけれど、お母さんの前であんなに堂々と…なんて。
しかも今までに無いほどに深いキスで、あたしは頭が真っ白になってしまった。
それでも理性のほうが僅かに勝っていたのは、廉君のお母さんの前だったからだと思う。
恥ずかしさにジタバタしたら何とか解放してもらえたけれど…
ドキドキと、いつまでも鳴り続ける心臓の音が、蝉の鳴き声よりも五月蝿く聞こえた。
お母さんは呆れたように笑って、あたしたちに気を使って席を外してしまわれて、それが余計に恥ずかしかった。
もう消えてしまいたいくらいの気持ちだったのに、廉君はまったく気にしていないみたいだ。



