「廉…くん?どうしたの?」
苦しいほどに襲ってくる感情にいつの間にか抱きしめる腕に力が入っていたらしい。
僕を見つめる純粋な瞳が、不安げに揺れている。
痛いほどに胸が高鳴って、彼女を強く抱きしめずにいられなかった。
「香織…好きだよ」
香織を傷つけたくない。
だけど僕だけのものにして、誰にも渡したくない。
その白い肌に僕だけのものだと、所有の印をつけて心ごと僕に縛り付けたい。
僕の本音を知っても、君は僕を好きでいてくれるだろうか…
「香織…僕は…」
――君の全てが欲しいんだ――
僕の中に芽生えた、小さな欲望の種。
真夏の太陽が、その種を揺り起こす。
小さな芽が目覚めの時を迎え始めていた。
苦しいほどに襲ってくる感情にいつの間にか抱きしめる腕に力が入っていたらしい。
僕を見つめる純粋な瞳が、不安げに揺れている。
痛いほどに胸が高鳴って、彼女を強く抱きしめずにいられなかった。
「香織…好きだよ」
香織を傷つけたくない。
だけど僕だけのものにして、誰にも渡したくない。
その白い肌に僕だけのものだと、所有の印をつけて心ごと僕に縛り付けたい。
僕の本音を知っても、君は僕を好きでいてくれるだろうか…
「香織…僕は…」
――君の全てが欲しいんだ――
僕の中に芽生えた、小さな欲望の種。
真夏の太陽が、その種を揺り起こす。
小さな芽が目覚めの時を迎え始めていた。



