それからの僕は、彼女が来るまでに1カ月分の仕事の全てを終わらせるつもりかと、父が笑うほどの勢いで仕事をこなしていった。
仕事で頭を一杯にしておかなくては、離れていることが不安で、すぐにでも飛んでいきたくなってしまうからだ。
一日が、とにかく早く過ぎるようにと、それだけを考え仕事に没頭する。
そんな僕を支えていたのは、毎日香織から日記のように送られてくるメールだった。
朝起きて、『おはよう』から始まって、『お休み』まで、約2時間ごとに送られてくるメールで、彼女がその日、何をして過ごしたのかが手に取るようにわかる。
彼女がすぐ傍にいるようで、ふっと心が和らぐ一瞬の後、その距離の遠さにぐっと切なくなる。
一秒でも早く、彼女の笑顔に癒されたい…
彼女の声を聞き、彼女の温もりに触れたい…
ただひたすらそれを願いながら、再会の日を待った。
まるで永遠のようにすら感じる1週間は、ノロノロと、カタツムリの這うような速度で流れていった。
仕事で頭を一杯にしておかなくては、離れていることが不安で、すぐにでも飛んでいきたくなってしまうからだ。
一日が、とにかく早く過ぎるようにと、それだけを考え仕事に没頭する。
そんな僕を支えていたのは、毎日香織から日記のように送られてくるメールだった。
朝起きて、『おはよう』から始まって、『お休み』まで、約2時間ごとに送られてくるメールで、彼女がその日、何をして過ごしたのかが手に取るようにわかる。
彼女がすぐ傍にいるようで、ふっと心が和らぐ一瞬の後、その距離の遠さにぐっと切なくなる。
一秒でも早く、彼女の笑顔に癒されたい…
彼女の声を聞き、彼女の温もりに触れたい…
ただひたすらそれを願いながら、再会の日を待った。
まるで永遠のようにすら感じる1週間は、ノロノロと、カタツムリの這うような速度で流れていった。



