まるで金縛りにあったように身動きが出来なくて、立っているのか横になっているのかも分からない。
…あたし…死んだのかな?
廉君の温かな腕はいつの間にか消えていて、ゾクリと冷たいほどの白さに病院で目覚めたときの、苦しげな廉君の表情を思い出した
護りきれなかった自分を責め、涙を流していた廉君。
彼が苦しむ姿を見たくなくて、別れを決意したのに…
これじゃ何の意味も無いじゃない。
あたしが死んだら廉君は哀しむわ。
きっと、あの時以上に自分を責めて、一生苦しみ続けると思う。
嫌よ…そんなの嫌。
お願い、神様。
彼を哀しませたくないの
どんなに苦しくても
どんなに辛くても
絶対に耐えて見せるから…
お願い…
彼の元へ還して
もう二度と、あんなに哀しい顔をさせたくないの…



