考えてみたら、去年の秋に付き合い始めてから、香織とこんなに長期に会えないことなんて無かった。
冬休みも春休みも、プロジェクトで飛び回ってはいたけれど、それでも週に2回ほどは必ず会っていたし、電話は毎日していた。
もちろんメールは日に10回くらいしていただろうか。
それなのに、今回は1カ月以上も会えないなんて、ストレスでどうにかなってしまうんじゃないかとさえ思う。
せめて僕の誕生日だけでも彼女に会いたいと思っていたのに、父が僕の誕生日に関係者を招いてのパーティをすると言い出した時には、流石にショックだった。
それは17歳の誕生日に、公に僕を後継者と宣言するという、父としては粋な計らいのつもりだったのかもしれない。
だけど、僕にしてみたらとんでもなく迷惑な話だった。
落ち込む僕を心配した母親の前で、必要以上に明るく振舞う僕に、流石に父も申し訳ないと思ったのだろう。
香織を別荘へ招き、更にパーティにも彼女を僕の恋人として招待しようと言い出したときには驚いたが、これはいい機会だと思った。
冬休みも春休みも、プロジェクトで飛び回ってはいたけれど、それでも週に2回ほどは必ず会っていたし、電話は毎日していた。
もちろんメールは日に10回くらいしていただろうか。
それなのに、今回は1カ月以上も会えないなんて、ストレスでどうにかなってしまうんじゃないかとさえ思う。
せめて僕の誕生日だけでも彼女に会いたいと思っていたのに、父が僕の誕生日に関係者を招いてのパーティをすると言い出した時には、流石にショックだった。
それは17歳の誕生日に、公に僕を後継者と宣言するという、父としては粋な計らいのつもりだったのかもしれない。
だけど、僕にしてみたらとんでもなく迷惑な話だった。
落ち込む僕を心配した母親の前で、必要以上に明るく振舞う僕に、流石に父も申し訳ないと思ったのだろう。
香織を別荘へ招き、更にパーティにも彼女を僕の恋人として招待しようと言い出したときには驚いたが、これはいい機会だと思った。



