どんなに語っても語りつくせない想い。
だけど僕らの恋はやがて訪れる夜の終わりと共に最後の瞬間(とき)を迎える。
空が薄い光のベールを纏い、少しずつ明るさの層を増していく。
闇に希望の光が満ち、世界が目覚めを迎える時…
僕たちはどちらからとも無く身体を離し見詰め合った。
一晩中腕の中にあった温もりが遠のくと、急激に別れの実感が迫ってくる。
ほんの20cmの距離が、果てしなく遠く感じた。
「廉君、あたしね、廉君に恋して幸せだったよ」
「僕も…君に恋をして一生分の幸せをもらったよ」
誰よりも君が好きだから…
どんなに離れたところからでも君を護ってみせる…
君がずっと幸せに笑っていられるように…
ずっとずっと見守っていく。
「廉君…大好き―…」
「香織…誰よりも好きだよ―…」
言葉の代わりに僕らは最後のキスを交わす
誰よりも好きだから…
さようなら…
だけど僕らの恋はやがて訪れる夜の終わりと共に最後の瞬間(とき)を迎える。
空が薄い光のベールを纏い、少しずつ明るさの層を増していく。
闇に希望の光が満ち、世界が目覚めを迎える時…
僕たちはどちらからとも無く身体を離し見詰め合った。
一晩中腕の中にあった温もりが遠のくと、急激に別れの実感が迫ってくる。
ほんの20cmの距離が、果てしなく遠く感じた。
「廉君、あたしね、廉君に恋して幸せだったよ」
「僕も…君に恋をして一生分の幸せをもらったよ」
誰よりも君が好きだから…
どんなに離れたところからでも君を護ってみせる…
君がずっと幸せに笑っていられるように…
ずっとずっと見守っていく。
「廉君…大好き―…」
「香織…誰よりも好きだよ―…」
言葉の代わりに僕らは最後のキスを交わす
誰よりも好きだから…
さようなら…



