顔に掛かる酒の匂いを帯びた息に思わず顔を背けると、唇を噛み締めギュッと目を閉じた。
目の前の恐怖と現実が消える。
浮かんできたのは廉君の優しい微笑だった。
廉君…ごめんね。
あたしもうあなたに会えない。
たとえ二度とあなたに会えなくても
あなたに触れる事も叶わない穢れた身体になっても
お願い。あなたを想い続けることだけは許して欲しい
こんな事になったのは悔しいけれど
あなたを好きになったことだけは
絶対に後悔しないよ、あたし
廉君…
大好きだったよ…
目の前の恐怖と現実が消える。
浮かんできたのは廉君の優しい微笑だった。
廉君…ごめんね。
あたしもうあなたに会えない。
たとえ二度とあなたに会えなくても
あなたに触れる事も叶わない穢れた身体になっても
お願い。あなたを想い続けることだけは許して欲しい
こんな事になったのは悔しいけれど
あなたを好きになったことだけは
絶対に後悔しないよ、あたし
廉君…
大好きだったよ…



