【長編】Little Kiss Magic 3~大人になるとき~

足をバタつかせ蹴り上げようとするあたしの足に自分の足を絡めて更に動きを封じる。

「クッ…何をするつもり?」

「さあ? お望みなら姫が想像している通りにしてもいいぜ?」

ニヤニヤと笑いながら首筋に顔を埋めると、わざと息を吹きかけながらネットリと話す仕草に肌が粟立った。

背筋を悪寒が走り、全身が不快感で小刻みに震える。

「ククッ…怖いか?」

悔しくて込み上げそうになる涙をグッと堪えて睨みつける。

絶対にこの人の前では泣くものかと思った。

「へぇ…すぐに泣くと思ったけど、結構気が強いんだな。
素直に泣けば可愛いのに…」

「あなたに可愛いと思って頂かなくて結構です」