「みんなして酷いじゃない」 そう言いながらも自分は笑っている。 その花束は綺麗に花瓶に入れてくれた。 「あとどれくらいかかるの?」 気になっていたことを聞いてみる。 「もう少しってとこかな?」 母がソワソワしている父をなだめながら言った。 今かな…。 そんなカンジがした。