“彼と私が大好きなものがココアだっていうこと” きっと彼は気づいていたはずだ。 それに気づかないふりをしてくれたのは彼なりの優しさ。 胸がチクリとするけれど気づかないふりをする。 まだ、次の恋にはいけない。 でも大丈夫。 この恋を踏み台にして 私なりの人生を歩んんで見せるから。 そっと、ココアの缶をゴミ箱に捨てた。 それから1か月後に運命の人と出会うことになるのは また別のお話。 end