「……、待ってろ。必ず捜し出すから」
桜吹雪の中、消えゆく姿に叫ぶ。

「はい!」
とびきりの笑顔で元気いっぱいな返事を返えす少女。

もう今まで通りに逢えないという悲壮感は無い。
また明日逢えると言った感じの返事。

「なんかさ……」

「らしいったら、らしいけど……」

少女の返事に見送る側の者達は少々苦笑する。