カラン・・カラン・・・・・


松葉杖が地面におち、自分を支えるものは何もないはずなのに、自分はまだ地面に倒れこんでいない。


恐る恐る目をあけると、誰かの体操服が見えた。


「大丈夫か?」


上から声がして、向くとなんと梶谷があたしを支えていた。


「だ、大丈夫………」