* * * * *
彩月ちゃんの命令は絶対。かつ的確。
どっ…どうしよう…
いつものように自販機前の植え込みにもたれてコーンスープを口に運ぶ竹内くん。
それを眺めているだけのわたし。
だって、
「でさー!…」
「えー、ちげーだろっ」
竹内くん、お友だちとしゃべってるんだもん…!
竹内くん一人でも誘えないのに、友達の前だなんてハードルが高すぎるよ!彩月ちゃん!
自販機の影から心の中で彩月ちゃんに叫んでみても
『外?寒いからやだ』なんて言って教室にいる彩月ちゃんに聞こえるはずもなく。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…