胸のあたりまである髪はてっぺんから編み込んで、片サイドでゆるいおだんご。

スカートのしわもブラウスのしわもゼロ。


さぁ、万全の状態で、


「…たっ、竹内くん!」


外にある自販機の前の植え込みにもたれる君の、もとへ。


「─ 好きです!つ、付き合ってください!」


空が高くて澄みわたる秋の終わり。

コーンスープを飲む彼に、わたしは人生最大にして初めての告白をしました。