すると、 誰かが走ってくる足音が聞こえた。 「梨紗!」 勇太だった。 「勇太。」 「梨紗は?」 私は、隣でまだ寝ている梨紗を見た。 「良かったー。 昨日帰ってこなかったから、 俺、心配で病院止まっちゃったよ。」 「ホント、勇太は心配性すぎるよ」 梨紗も、こんな執事で 大変だなー。