「でもさ、みんなが困った時は言ってね。

 私に出来ること、

 何もないかもしれないけど…。

 でも、その時は助けるから。」

「さっきまで気を失ってた奴が

 言うようなことじゃないな。」

と、恭平に言われた。

「今の、真面目に言ったんだけど!?」

「ごめん。」




「あっ!

 私今度こそ、病院回ってくる。」

「やっぱ俺、一緒に行くよ。」

光輝クンだ。

「光輝クン。

 さっき私言ったよね?
 
 私さっき『俺たちが困った時は、助けてくれるんだろ?』」

私の言葉をさえぎって、

光輝クンが話し始めた。

「だったら俺らも、

 梨紗が困ってるときは、助ける。」