「そう、二階堂学園。 で、こっちは私の執事の中原勇太。」 『どうも』と、勇太は軽く挨拶した。 「執事? そういえば、俺聞いたことある。 光学園では、女子生徒1人に男子生徒1人が 執事として仕えるんだろ!?」 「はい。そうです。 よく知っていますね。」 「まぁ、有名だからな。 超お金持ちの集まりだって。 そうそう、俺、朝田健弥。 梨紗の1つ年上。よろしく。」 いきなり私を呼び捨てにした。 「よろしくお願いします。」 「ねぇ、なんで俺は敬語なの?」 それは、あなたが年上だからで。