「あー。やっときた!もう、梨紗遅いよ」

と言って、抱きついてきたのは、

二宮由梨。トップ財閥3つのうちの1つ、

二宮財閥の令嬢。

可愛いというより、きれいといったほうがあっている。

スタイルが良くて…もう完璧な人!

それに比べて私は、

可愛くもなければきれいでもない。

(↑自覚なし)

「あーもう、梨紗かわいい♪」

「♪つけないで!っていうか、私は可愛くなんかありませんー!!」

「いつもそういうんだから。

 ねぇ、勇太。梨紗、可愛いよね!?」

「えっ!?お、おぅ…。」