笑われた事に少しムッとして葉菜を見た。


それを見て、葉菜は子供をあやすように「ごめん、ごめん。」と、優しく言った。



その様子に更にムッとなりながらも、ゆっくり立ち上がってハイッと葉菜にタオルを差し出した。


「ありがとう。」


葉菜はニッコリ笑った。


「お、おぅ!」


つられて由もニッコリ笑った。


葉菜といるとペースが乱されている。

そんな気がした。