冬のひまわり




~回想~


翔雨に出会ったのは、7歳の頃。
小学校へと続く桜並木。

ゆずと京哉ともそこで会った。

その時は、恋愛感情なんてこれっぽっちも無くて、ただ普通の友達だった。

一緒に遊んだり、ケンカしたり、悪戯だってした。

家が近かったこともあって、私達4人はいつも一緒だった。

私が翔雨を気にし始めたのは中学1年の秋頃。

私より小さかった翔雨の身体は気づかない内にどんどん私を越していった。

私は翔雨が好きなんだって自覚した時には、もう11月だった。

でも結局、私には告白する勇気なんか無く、時間だけが過ぎていった。

ーーー…

12月24日 クリスマス・イヴ
午後6時00分


突然、携帯が鳴った。
この着信音は、間違いなく翔雨のもの。

「は…はいっ、もしもし!!」
「流華…?俺だけど、今から会える?」
「え…うん。大丈夫だけど…」
「じゃあ、15分後に、あの公園で待ってるから」

ツーー、ツーー、ツーー、

あの公園、私達4人が小さい頃によく遊んだ場所。

私は急いで公園へ向かった。