「ねぇ~ねぇ~奈々美~」
芽依が話しかけてきた。
芽依とは由良の親友だ。
なにか言われると思った。
「なに?」
芽依はかわいこぶったような声で質問してきた。
「学校楽しいぃ~?」
私はこんなこと答えたくなかった。
もちろん楽しくないからだ。
「楽しいよ」
私は無理して嘘をついた。
「えぇ~。本当ぉ~?」
あぁ、うるさいな・・・
私は心の中でこう思いながらまた嘘をついた。
「本当だよ。楽しいよ」
無理して笑顔を作った。
「そっかぁ~。楽しそうには・・・」
その先は声が小さくて聞こえなかった。
何か嫌な予感がした。


