教室を出て、廊下を通って、玄関を出て。 駿は思ってる以上に自分から何も言わない人だ。 まぁそれもいい。 「駿」 「ん?」 「これからは駿から手繋いで!」 「うん」 そういうと、一端手を離した。 それからまた駿の手があたしに絡んできた。