空気系彼氏






「ってー...屋上開かないの...」



鍵がかかっていた。


しかも頑丈に、三重に。



「屋上じゃなくていい?あたし的に屋上が一番きれいなんだけど?」


「高城さんの好きな方で」


「あーもうここでいい!」



屋上の前の階段にあたしは座った。


そして、西宮に手で合図して隣に座ってもらった。