三年の教室の前まで来て、あたしは頭を下げた。 ものすごーく申し訳なさそうな顔をしつつ、ちょっと寂しそうな表情もしつつ。 「真咲ちゃん顔あげて、どうして?何が原因?」 そう言われて、顔をあげた。 周りには人だかりが出来てしまっている。 そりゃ、こんなビッグカップルだもん。