お互い自分の事を話して、心を許しあってから、幾日かたった。
俺と海斗は、いつも一緒にいる様になった。
そして、最近は少しづつだけど教室にいる様になった。
でも、授業が終わった合間とか昼休みは海斗が教室まで迎えにくる。
「ねぇねぇ~っ、夕夏!2組の海斗って人と付き合ってるの?」
教室の後ろの窓越しに、持たれかかってた俺に、クラスの女子が話しかけてきた。
「…なんで?」
「最近、よく一緒にいるじゃん」
「ん~っ、まぁ一緒にいるけどね」
「あの人さぁ~変わってない?それにさぁ~あの人の親ってさぁ~っ噂だと…」
「うるせえ~っ!噂だけで人を悪く言うな!」
思わず、怒鳴ってしまった。
「夕夏!怖~っ、男みたい!」
俺は、その子を睨み付け教室を出た。
ちょうどよく海斗が来た。

