北山くんと
付き合えばきっと…
傷つく事なんて…ない。
心から笑いあえる。
幸せに…なれる。

だけどね…。
駄目なの。
先生じゃなきゃ
駄目なの…。


『茉莉には先生が…』

『っんでだよ!
どうしてそんなに
傷つこうとすんだよ!
…先生なんか忘れろ。』

忘れる…??

先生を……??

そんな事
できるわけない……。

『俺さ、
山本先生が中川先生を
好きな事知って
嫌な予感がしたんだ。』
『だから
時々様子をみたんだ。』


『…………』
茉莉は
この先を聞きたくなかった。

だけど
疾風くんは
続けた。