本当に…なんなの??

少しずつ後退りする茉莉。

その時。はっきり聞こえた。


『………あ……』

『………んっ…』

え…。

茉莉は次第に目も
慣れてきた。

深いキスをする二人を。

…聞いてしまった。
…見てしまった。

嘘…。
ねぇ、嘘って言って…。
先生は気づかない。

『………あっ……』

『………あんっ…』
…やらしい声が響く。

ドサーッ。
茉莉の持ってる
ノートがいっきに落ちた。