―翌日

昨晩、
茉莉はよく眠る事が
出来なくて、
今日の授業は
眠たくて
内容についていけない。

いつもなら余裕な
数学も…。

全然わかりませんっ!!

心で叫ぶ。

…が。
到底、聞こえるはずがない。


『全然わからないって顔だな。』

!!!!

『昨日の事で寝付けなかったの??』

小さい声でコソッという。

『ち、ちがいます!』

思わず
大きな声で
いってしまった茉莉。

…あ。

皆、こっちを見てる。

その中に
疾風もいる。

『せんせー。この問題わかんないんすけどー。』

疾風くんが
大きな声で
先生をよぶ。

そしたら、
疾風くんは
ニコッと笑って
ブイサイン。

助けてくれたんだ…。
優しいな。