片想いじゃない






っと、授業始まってら。



教科書は・・・・・・あれ?

俺は鞄の中に手を入れる。

ない。


机の中に手を入れる。

ない。




最悪だ、教科書忘れちまった。



隣に借りるしかない・・・が


すでにお隣さんは『まさか教科書見せてくれとか言わないよね?』みたいな顔で睨んでるし。


なんでその顔?

俺との距離が近くなるのに。

肩とか触れるほど近いんだぜ?


もしかして『五十嵐君の教科書が見つかりませんように!』って念じてんのか。


なるほどな、そういうことか。