片想いじゃない






実行委員の居残り中。


時間は19時を回ったところ。


無言でデータをまとめる2人。


「なあ、小笠原ってどうしてそんな男に敵意持ってんの?」


「は?あなたに言う義理はないと思うけど」


「義理とかじゃなくてさ、俺らがなんかしたわけ?」


「・・・・『俺ら』って誰たち?」

小笠原は手を止めずに聞く。

「え、男?」


「した。もういいでしょ、聞かないで」


「待てよ、じゃあ俺もなんかしたのか?それだったら謝るし」


「五十嵐君が・・・?」

ペンがピタッと止まった。


お?

反応した?