「のんちゃん、申し訳ないけど私今回実行委員だから出し物の係できないんだ」


「ごめんね」と両手を顔の前で合わせて謝る。


「「「えええーーーーーーー」」」


「なら喫茶店もしなくていいや」


女子のテンションも男子のテンションもだだ下がり。


この女、男子だけでなく女子にもファンがいんのかよ!





まあそういうわけで悪いな。


小笠原は俺との役員があるからさー。



俺はこのクラスの中で唯一小笠原といられる人物。


鼻高々!!

俺の鼻はきっと伸びていたんだろう。


「それでなんでその顔?」

小笠原は伸びていた鼻をへし折って言う。


無表情通り越して軽蔑視されている気がするのは気のせいだろうか。