約束の果て

良子のことなんて頭のなかにひとつもなかった。



ゆうだいとわたしはカップルとなってからよりいっそう学校でも会う回数は増え、メールや電話もする回数は増えた。


ラブラブであった。


わたしは実家住まいだけど
ゆうだいは学校の近くの寮にすんでいた。


楽しい時間はあっという間で付き合って1ヶ月がたとうとしたころ



わたしとゆうだいが食堂で食べていた席に良子が突然きた。



「ごめんね~ゆうだいくんさぁ今日ちょっと相談したいことあるから5時ごろ時間ちょうだい。。」
ゆうだいはわたしの顔をみて断ろうとしていた

しかし良子か
わたしにいつもとは違う優しい表情で
「いのちゃんだよね?ちゃんと話すのはじめてだね。ごめんね~ゆうだいくん少しだけかしてください。高校のときの話の相談だからゆうだいくんにしかできないの。お願い!すぐ終わるから~」



そういって頭をさげた。




わたしは良子の変わりようにあきれていた


「はい…」


そういうしかなかった。



良子はゆうだいと約束をして去っていった



ゆうだいは
「いのちゃんごめん。。すぐ終わるから正門で待っててな。。」



「ってか俺さぁいのちゃんぢゃなくて、いのってよんでいい?(笑)」

付き合って1ヶ月たつのに呼び方がかわっていなかった



ゆうだいはわたしをいの
わたしはゆうだいと呼ぶことになった。