「コト、今日の部活の終了時間変わったから1年生に伝えてもらってもいいかな?」




松葉杖ともそろそろお別れできそうな今日この頃。

あたしには、思うことがある。





「あ、はい。」





なんだか最近、コトのあたしに対する態度が冷たい。



優芽とコトが話してる最中に話しかけたりなんかしたら、もうすごく冷たい視線を送られる。





ゆったんに避けられ、コトに嫌われ、あたしはもう散々だ。







「優芽、あたしコトとなんかあったっけ?」




「え、なに言ってんの?なんもないでしょ♪」





「そうだよね…。」



軽く笑う優芽を見ると、あたしはなにも言えない。



あたしの気にしすぎかな。

そんな風に思うようにした。