そして次の日。

あたしは気合いを入れて大会の会場に向かった。




思ったよりも、緊張はしてない。
なんだか今日は、がんばれる気がした。



会場に着くと、すでに部員は揃っていて、みんな柔らかい表情で笑っていたので安心した。



「おはよう!」




「「おはー!」」
「「おはようございます!」」



あたしも笑顔で、みんなの輪に入った。





あたしたちの初戦の相手は、格下の学校。
普通にやれば、勝てるだろう。



試合の準備をして、あと数分で試合が始まるというくらいに、男子も到着した。



ギャラリーに立って、女バスを応援してくれるらしい。



さらに気合いが入った。


ゆったんやタケモンが見てるんだもん。
へんてこりんなプレーはしたくない。



あたしたちは、みんなで一度笑い合ってから、コートインした。