正義のヒーロー



「謝ればいいんじゃないだろ?それだからお前は成長しねーんだろうが!なんでお互い言い合わないんだよ!遠慮して言えねえならもうやめちまえ!」






なにがあったかはわからないけど、先生はすごい勢いで怒っていた。

先生は、怒り出すともう手がつけられない。






優芽の目に、涙が溜まっていることに気がついた。






「先生、優芽も反省してるし、あたしたちももっとお互い注意しあいます!だからこのままやらせてください!」







あたしは先頭に立って、先生に意見を言った。











「…どっちにしろ、もう時間もあんまりないだろ。今日はもうあがれ。」






「聞こえてんのか!」





「「…はい。」」




あたしたちは、渋々片付け始めた。