正義のヒーロー


先生の機嫌が悪いときは、みんな特に集中する。


でも、そんな中、優芽が同じミスを連続してやってしまった。





「集合!」






「「はい!」」









いつもより低い声での呼び掛けに、みんなが集まった。









「優芽が何回も同じミスしてんの誰も気付いてないのか?誰かが言わねえとコイツは成長しねえだろ!」






予想通り、牧口先生はだいぶ怒っているようだった。





「すいません。」




謝る優芽に、先生は怒り続けた。