正義のヒーロー



「それで?なんで別れたの?昨日?」







「うん、昨日。ケンカして、そのまま別れた。」







「やだとか言われなかったの?」











「んー。よくわかんないけど、それじゃあって言って切っちゃった。」


ゆったんはなにも言わずに、あたしの隣の席の机に腰掛けた。





「まあ、せったんがそれでいいなら俺もそれでいいと思うけどな!」





そう言って笑ってくれるゆったんを見ると安心して、昨日の出来事をすべて話すことにした。