正義のヒーロー


なんでだろう。
代わりに涙が目に浮かぶ。




「聖愛、次の授業どうせ自習だし、サボっちゃおうか。」




満那はニヤリと笑って、あたしを屋上に連れ出した。




あたしはもうだいぶ歩き回れるようになっていた。






少し影になってる所に、二人で腰掛けた。




「あたしさ、ゆったんとは仲良くいるのが当たり前だと思ってたんだ。」






ポツリポツリと、満那に話し始めた。






「ゆったんには、悩みも愚痴も聞いてもらってたし、泣き言を言ったこともあったの。ゆったんからも聞くこともあった。付き合いたいとか思ったことはなかったけど、あたしにとっては何でも言えて涙も見せれる特別な人だったから、ゆったんにとってもそうであってほしかったし、そうなんだって心のどこかでは思ってたのかな。」




また涙が浮かんできて、視界がぼやける。