バスケ部に所属しているあたしは、毎日女バスの子たちと学校にいっている。
2年生は5人なんて少ないけど、そのぶんみんな仲良しなんだ。
朝からみんなで騒ぎまくって、学校につくとみんなそれぞれの教室に向かった。
クラスは、見事にみんなバラバラ。
ついでにいうと、ゆったんもみんなと違うクラス。
あたしが教室につくと、クラスではいつも一緒にいる満那(マナ)がすでに来ていた。
「おはよ!満那今日早いじゃん♪」
「まあね♪」
それから世間話をしてて途中で気づいた。
「聖愛バカだあ!どうせ聞いてないだろうとは思ってたけどね♪」
「満那ひどい!それなら教えてくれればよかったのにぃ!」
今日の1限は授業変更だってこと。
そして今日に限って、いつも使わない教科書がいるんだってこと。
全部忘れてた。
借りてこないと、生物の先生は忘れ物にうるさい。
そしてもちろん、そんな教科書を女バスが持ってるはずがない…。
