「…やっぱり」


千鶴は左腕で頬杖をつきながら、たこさんに地味にダメージを与えていた。


「長谷川君も顔だけね。運動もできない、勉強もできない、顔だけうまくできましたって感じ」


ぐさりとはしがたこさんの頭に刺さった。


「付き合って損した、次々」


そのたこさんをそのまま口に放り込んだ