「あーきほさん!」
カラカラン
ドアについたベルの音とともに明るい声が狭い店内に響く
カウンターに並んだ紅茶の茶葉を補充していた秋穂は、その聞きなれた声に顔を上げる
「あら、しるふちゃんいらっしゃい。海斗君も。久しぶりね」
この店の常連、しるふ、海斗カップルの登場だ
数か月間海斗が研修で中距離になる、
としるふの報告を受けて以来のご対面のような気がする
秋穂の記憶が正しければ、二人が訪れるようになったのは3年ほど前だ
それまでは海斗が一人でよくパソコン持参で訪れていた
海斗の特等席は窓際の明るくて人があまり通らないところ
そこでいつも紅茶を片手にパソコンとにらめっこし続け、
何時間か居座った後、帰っていく
たまに紅茶の茶葉を購入して
他の常連の中で密かに人気だったのは、ここだけの話だ
カラカラン
ドアについたベルの音とともに明るい声が狭い店内に響く
カウンターに並んだ紅茶の茶葉を補充していた秋穂は、その聞きなれた声に顔を上げる
「あら、しるふちゃんいらっしゃい。海斗君も。久しぶりね」
この店の常連、しるふ、海斗カップルの登場だ
数か月間海斗が研修で中距離になる、
としるふの報告を受けて以来のご対面のような気がする
秋穂の記憶が正しければ、二人が訪れるようになったのは3年ほど前だ
それまでは海斗が一人でよくパソコン持参で訪れていた
海斗の特等席は窓際の明るくて人があまり通らないところ
そこでいつも紅茶を片手にパソコンとにらめっこし続け、
何時間か居座った後、帰っていく
たまに紅茶の茶葉を購入して
他の常連の中で密かに人気だったのは、ここだけの話だ