「……ハ、ハハハはははハハは!君にぴったりだ!は、はははハハっ」 何がそこまで可笑しいのか。 松原は無感情に校長を見据える。 しばらく笑い続け、ようやく落ち着いた校長は真っ赤になった顔で松原を見つめ返す。 「“獣使い”でそんな立派な通り名があったのなら、それでも良い気がしなくもないが、“獣殺し”のためのコードネームを決めて貰いたい…」 「……なら、“獣喰い”…そう呼べ」