「其れなら、開放されたということか?あの糞忌々しい呪縛から…」 校長の瞳が、鋭く輝く。 「あぁ。次目が覚めたら一般人。其の頃にはそいつの力は俺の“獣” に完全に馴染む」 松原は自分の掌を見つめ、握りしめる。 そして不敵に笑った。 「なぁ…“獣殺し”は、まだ沢山の“獣使い”を飼っているのか?」