「ふん、雑魚か」 松原が放った光は瞬く間に“獣”を吸収し、消える。 光は何かの“獣”の形をしているかのようにも見えたが、あまりの速度だったため、認識することは難しい。 「……」 松原は無言で屋上の角を睨みつける。 すると、誰もいなかったはずの空間に突然何者かがが現れた。 「ハッハッハッ…雑魚とは言うねえ松原くん」