声をだそうとして口を開き、声が出なくなっている事に今更気づく。 だが、低い声の主は私の声が出ていないのにも関わらず、言葉を返してくる。 ー そうだ。 我が喰らい、産み落とした新たな魂の味だ。 しかし、それを言わずともお主なら本能で理解しているのであろう?