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授業中ということもあって静まり返っている廊下をみなみと松原は静かに歩いていた。


「ていうか、校長と田中先生頭可笑しくない?」

「うん。授業をさぼらせて言う話じゃないよね」


苦笑しあって顔を見合わせる。


「でも、よくあんな作り話出来るわよね。爆破事件と関連付けるなんて。本当に“獣使い”がいるならーー」






「関わりたくないわよね」


嘆息しながら松原に同意を求める。