夢を探して。 ==獣使い==









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他のクラスの人の奇異の視線が突き刺さる中、二人は無言で田中の後を歩いていた。

そこで田中が口を開いた。


「津川は、毎日遅刻ぎりぎりだそうだな?」


少し笑みを含んだような声音に若干驚きつつ、みなみは不貞腐れたかのように「朝練がぎりぎりに終わるのが悪いんです」と返した。