静かな口調の中にも威厳が満ちていて、生徒はみんな震え上がる。 「みなみっ!あたしはみなみが犯罪なんてするわけ無いって信じてたよ!」 「僕も、このクラスにはそんなことする人がいるはずがないと思っていた」 二人共いつも通りの態度をとる。 だが、それも今では白々しい。 「嘘つき!絶対犯罪犯したと思ってたでしょ!」 「そんな訳ないでしょ?あんたもあたしを信じなさいよ」 「あずさが先に疑ったんじゃん!」 喚き散らすみなみの周りは笑い声で溢れていた。