そして乱暴にドアを開く。 ー ガラッ! 「ゼロ。はい、ぴったりぎりぎりお疲れさん」 あずさは頬杖をつきながらにやっと楽しげに目を細めてみなみを見る。 ぜぇぜぇと肩で息をしながら、みなみはスポーツカバンとスクールバッグを席に置く。